キャンプと防災
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キャンプと防災
キャンプ道具って、災害に遭ったときにも役に立つんだよ。
2004年10月23日、のちに中越震災と呼ばれることになる大地震がありました。ちょうど、子ども達全員、車に乗せて移動中の出来事。
あのとき、何がどう役に立ったのか、書いておくね。
災害は、忘れた頃にやってくる
当時、ホンダのCAPA号に乗っていたんだけど、信号が赤になってブレーキを踏んだところにドンッと揺れたから、一瞬「あれ?ブレーキ利かない!?パンクした!?」と思った。
道路脇のタイヤ屋さんでは、棚からタイヤやホイールが転がり落ちてゴロゴロゴロ‥‥すぐそこの「しまむら」のお店のガラスが割れて、マネキンが倒れまくり、灯りが消えて、店内から大勢の人が飛び出してきた。
一回目の大揺れがおさまって「地震だったね~」「ビックリしたね」「どうする?」「図書館、行くんでしょ?」そうか、図書館へ行こうとしてたんだった。
走り始めたら、すぐにまた二回目の大揺れが‥‥図書館とか行ってる場合じゃなかった。帰ろう。
瓦の落ちた家、ガラスの割れたお店をみながら、家に向かった。家のそばまで行ったら、ご近所さんが全員、表に出て立っていた。「あら、どうして?」ぐらいに思って、家の前の駐車スペースに車を停めて、玄関の鍵を‥‥開かない!内側からだけ、かけられる鍵も付いた玄関扉だったんだけど、揺れたから、勝手にかかっちゃったらしい。
車庫のシャッターを開けたら!片側が押し入れ状の物入れになってたんだけど、そこにしまってあった物がすべて、車庫の床になだれていた‥‥
そこから玄関に通じる引き戸を開けたら!下駄箱からひっくり返って、中に入れてあった履き物がぜーんぶぶちまけられていて、観音開きの扉付きの収納は、扉が開いて、これまた中身がぜーんぶぶちまけられていて、玄関中、足の踏み場がナイ!!こんなに沢山モノがあったの!?思わず大笑いしてしまった。何事かと背中越しにのぞき込んだ子ども達も、それを見て大笑い。「わ~スゴイ!」「何これ!」「どっから出てきたの!?」えーとー、当時は、一番上の子が中三、2番目が中一、それから小二、年長さん、という構成です。
とか言ってるうちに、余震がどんどん来る、けっこう揺れる。「また揺れた!」「さっきよりいっぱい揺れたね!」「おうちに入っていい?」「テント出す?」
説明しよう。当時、借りていた家の前には、広~い空き地があったの。空き地の隣は、大きな工場の広~い駐車場。
ワタシも、家に入るのは危険かもしれない、テントどうでしょう?とチラリと考えていた。
ところで子ども達。なんだかうれしそう?ワクワクしてる?ひとつ間違えると不謹慎な感じ?
‥‥同じ年の7月には水害があって、その駐車場全体が浅ーいプールみたいになった。「見に行っていい?」「ちょっと行ってきていい?」って、あんまり言うから「うーん‥‥じゃあさ、長靴じゃなくて、ビーサン履いてってね」「わ~い♪♪」全員で駐車場を見に行き、キャアキャア笑いながら‥‥一軒向こうの家では、畳を上げて二階へ運んだりしてるのに、あまりに不謹慎だったので、以後は外出禁止で。それでも大雨の中に飛び出してって、ご近所のおじさんから「子ども達がものすごく濡れてるけど、だいじょうぶ?」と心配されてしまった。
それが7月で、地震は10月。なんかまた不謹慎な感じになっている、マズイ、と。とりあえず、余震の合間を縫って、シュラフなどを持ち出して、車中泊になっても大丈夫なように準備した。
「焚き火するでしょ?」「焚き火しようよ!」うん。薪がないよ残念ながら。
車を広い駐車場に置かせてもらい、シュラフやキャンプ用の毛布を持ち込んで、車中泊。
